1947-11-26 第1回国会 衆議院 農林委員会 第52号
しかし土地改革を行つて、土地というものが從來の地代によつて他人の小作を搾取していくという建前ではなしに、あくまで土地の收穫を自己の生活の基礎にしていくという、農業經営の本質に立つて農家經營の本質がなり立つような建前にかえていく現在におきましては、地代というものは問題にすべきではないのであります。
しかし土地改革を行つて、土地というものが從來の地代によつて他人の小作を搾取していくという建前ではなしに、あくまで土地の收穫を自己の生活の基礎にしていくという、農業經営の本質に立つて農家經營の本質がなり立つような建前にかえていく現在におきましては、地代というものは問題にすべきではないのであります。
飜つて日本の農村はわずかに五百八十數萬町歩、一單位農家經營が八段七畝を下まわるという經營であるし、原始的農業經營というのが、日本の農業生産に少からず惡影響を今日まで續けておる。
此の秋に當り、政府は、農民年來の要望に應え、農業保險に關する舊制度を根本的に改革し、以つて新時代に即應し、農家經營の安定を圖り、ひいては農業生産力の増強に貢献しようとして、農業災害補償法案を國會に上提せることは、ここに機宜に適せるものとして實意を吝まざる所である。 然しながら本法の内容を檢討するに、農業災害の救濟に關し、尚幾多の不備缺陷を發見するものである。
いそしんだ結果收穫のわけ前において、自分が汗水滴らして働いたら、働きがいがあつたということにしてやりませんと、生産力は高まらないという考え方に立つて、あくまでこれは農家經營本位に考えてこの法律を出しておるのでありまして、御説のように全然逆效果を來すという考え方には立つておりません。
その方面における餘地は甚だ大であると考えておるのでありまして、農家經營の上から見ましても亦食糧對策の上から見ましても、御指摘になりました點につきましては、十分の力をいたして行きたいと考えておるのでございます。 それから共濟金額を毎年定めて概ね段當收穫の半分といたしておる。これは毎年定めることにいたしましたのは、現在のインフレーシヨンの状況、物價變動に即應して適當なる價格を決めたい。
しかしながら、まことにわれわれが唖然とする豫算でありまして、畜産局の八十萬圓、畜産試驗場の十五萬圓、それと種畜牧場の六百五十萬圓でありますが、この種畜牧場の豫算のうち三百七十萬圓については、見出しは乳牛の緊急増殖をはかり、農家經營の安定と乳幼兒食糧の確保を期するということが書いてありますが、三百七十萬圓の金で、この農家經營の安定をはかり、乳幼兒食糧の確保を期するというような大それた口は少しおかしいと
なお牛馬のみが農業經營上必要なものではなく、その他のやぎ、めんよう、種豚などにつきましても、相當に農家經營上重要なものでありますので、こういうものを新たに保險目的に加える。なお牛馬については胎兒が農家經濟においても相當重要なものでありますので、牛馬の胎兒につきましても保險目的にするということにいたしたのであります。
二、バリテイ計算の基本項目となりたる農家經營用品竝生活用品七十一品目については、公定價を以て所要量の完全配給を行うこと。尚實施報告を本委員會に行う事。 三、政府割當ての三千五十五萬石供出については農民の自主性を尊重し遺憾なきを期すること。 四、供出督勵竝報獎物資の配給確保に要する所要經費については其の使途を明らかにし、苟しくも疑義を持たしめざるの措置を講づること。
一方において食糧の増産を唱えておりながら、この農家經營上絶對に必要なるところの作業場なりあるいはうまやというものに對する處置において、はなはだ缺けるところがあると思うのであります。あまり時間がありませんからそう詳しくは申し上げませんけれども、そういう點について特別の御考慮を願いたいと思います。
これが假に一町ならば一町という僅かな資産でございましても、資産の分割はそういう場合にはできないということにいたしまして、これを共有にいたしまして熱心なる兄弟の協力によりまするところの農家經營ということも考えられるのであります。